牧師の推薦状
大学一年の春休みに召命を受けて、あの春休みは希望に満ちていたことを思いだす。
そして、40年以上の年月がたち、再び、あの折と同じ希望に満ちた春がやってきた。
あの春は、まだ大学一年生だったから、卒業までに三年間があった。
その間、休みごとに教会で奉仕をし、神学校の入学に備えましょうと牧師と話していた。
ずいぶん昔の話になってしまった。
今年の四月の神学校入学を前に牧師に神学校入学の推薦状をお願いした。
神学校入学が現実になってきたことを実感する。
長い時間がかかった。
それが私に必要な道のりだったのだと思う。
神様は一人一人に必要な道のりを用意してくださる。
不要ではないかと思う道のりも後から思うと、それが大事な経験だったと思うことがある。
神様の準備は万全なのだと思うのだ。