あさひの春夏秋冬

イエス様の福音を伝える日々のあれこれ

「ヤコブとヨハネが願ったこと」マルコによる福音書10章37節~38節

2022年7月6日のメッセージ

今年の3月21日に按手礼を受けました。

福音宣教の一歩を進みたいといろいろな事を考え、祈り続けています。

今は、教会でのメッセンジャーとしての働きという大切な準備期間ですが、インターネット伝道をすすめつつ、さらに祈り神様からの進路を求めていと思っています。

 

今日は「ヤコブヨハネが願ったこと」と題してお話しをしたいと思います。ヤコブヨハネと言えば、イエス様の最初の弟子なんですね。その二人がどんなお願いをイエス様にしたのでしょうか。

 

聖書をお読みします。

マルコによる福音書10章37節から38節

「ふたりは言った。『栄光をお受けになるとき、わたしどもの一人をあなたの右に、もう一人を左に座らせてください』 イエスは言われた。『あなた方は、自分が何を願っているのか、わかっていない。このわたしが飲む杯を飲み、このわたしが受けるバプテスマを受けることができるか。』」

 

ヤコブヨハネの兄弟は、イエス様がこの地上で作り上げられる王国で一番偉い右大臣、左大臣の位置に取り立ててくださいとお願いしたのです。イエス様はもう、何度も受難の事を弟子たちに話していました。でも、二人は、イエス様がユダヤの王になる。その時、一番偉い大臣に取り立ててほしいと願ったのです。イエス様の受難が理解できないのですね。 

 

エス様は、彼らの願いに対して、「あなたがたは、自分が何を願っているか、わかっていない」とお答えになります。

そして、イエス様のこれからの受難の予告を聞いていても、とんちんかんな願いをするヤコブヨハネの事をイエス様は叱りませんでした。弟子たちを叱責ではなく、その考えを改めるようにお話しになりました。

エス様は人に仕えられるためではなく、仕えるために来たのだとお話しになり、そして、多くの人の身代わりに自分の命を捧げるために来たのだと言われました。

エス様はこの地上での事ではなく、神の国の福音を宣べ伝えてこられたんですね。この地上においても、イエス様を信じるならば、すでに神の国に入っているとイエス様は言われました。イエス様の救いを信じ、従うならば、もうすでに神の国の住人なんですね。

そして、そこにはだれが偉いとかそんな区別はないのです。 ですから、イエス様に従うことは、偉くなることではなく、皆に仕えることなのです。

 

これは難しいですね。私たち人間はどうしても、仕えるより仕えられることを求めてしまいがちですね。でも、イエス様は私たちに命までも与えてくださいました。ですから、私たちもイエス様にならって、仕えるものになりたいと思います。イエス様のように仕えるとき、私たちは日々、神の国へ向かう道を歩んでいるのです。