あさひの春夏秋冬

イエス様の福音を伝える日々のあれこれ

「私は羊のために命を捨てる」ヨハネによる福音書 10章15節から16節

「私は羊のために命を捨てる」ヨハネによる福音書 10章15節から16節

 おはようございます。7月17日日曜日、今朝は「私は羊のために命を捨てる」と題してお話ししたいと思います。

 聖書をお読みします。

「わたしは羊のために命を捨てる。わたしにはこの囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊も導かなければならない。」

 羊とはどんな動物でしょうか。外見は可愛いですよね。でも、臆病で、群れから離れてしまうと迷ってしまい、群れに帰ることはできないそうです。また、羊は従順な反面、頑固な性格を持っているので、羊飼いに逆らって自分勝手に進んでいく事があるようです。そんな性格の羊にとって餌場に導いてくれる、また、外敵から守ってくれる羊飼いは命を守ってくれるかけがえのない存在なんです。

 そんな羊の事を考えてみるとどこか私達人間は羊に似ているところがあると思いませんか?人間は一人では淋しくてストレスが溜まったり、集団でいるとホッとすることもありますね。また、思い込みで進路を決めてしまったり、間違ったと思ってもそれを自覚したくなかったりなんてこともありますね。では、人間にとって、かけがえのない存在とはだれでしょうか。

 羊は自分だと想像してみてください。夜、羊は囲いの中で羊飼いに守られ、平安という恵みの中で過ごしています。もし、囲いの中にいなかったら、どこに行けば安全なのかわからず、いつ外敵に襲われるかと不安な時間ばかりが過ぎていきます。

 でも、羊飼いであるイエス様があなたの居場所はここだよと教えてくださっているその場所にいるならば、不安ではなく、平安が、恐れではなく安心が与えられると思います。人生で迷子になってしまったら、羊飼いであるイエス様を求めましょう。必ずイエス様は探しだしてくださいます。

 そして、イエス様は「わたしは羊のために命を捨てる。」と言ってくださいました。それは、どんなに迷いながら日々を送ってきた私達であっても、その私達だからこそ、イエス様は私達の罪の贖いとして十字架に架かり、イエス様の流された血によりイエス様を信じる私達は罪赦され、滅びから救いだしていただけるという約束なのです。

 

私達がイエス様の身元で過ごすならば、喜びに満ちた恵みのなかにいることができます。暗い闇を歩くような、どこに行けば良いのかわからないような不安は取り除かれます。

弱い私達が道を踏み外さないように、人生という道の歩みをイエス様は守ってくださいます。イエス様を信じて救われた時、私達の内から変えられていくのです。

それは自分の力によらず、イエス様によって平安と喜びに満たされるということです。どうぞ、イエス様を信じる信仰へと進んでください。イエス様は永遠に私達と共にいてくださいます。