「ご自身を信じた人たちにお任せにならないとは」というテーマだった。
多くの人々がイエスの行われたしるしを見て、イエスの名を信じた。
しかし、イエスは彼らを信じなかった。というメッセージだった。
そう、イエス様は、人間のなんたるかをご存じである。
その時、決して裏切らないと言っても、私の気持ちは変わらないと言っても
人は弱いものだ。
その熱心が覚めた時、自分に不利益だと思ったとき、人の気持ちは容易に変わる。
そんな人間の弱さをご存知のイエスはまさに、気持ちが変わった時の
人が悔いる思いの強さもご存じなのだ。
だから、その人間の弱さをすべてご存じゆえに、
「彼らに自分をお任せにならなかった」と聖書にある。
人にはイエスの信頼のすべてを背負いきれる強さはない。
それをわかっているイエスは、それで良いのだと人の弱さを受け入れてくださる。